NFT works 編集部
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米国でTikTokなどを活用したインフルエンサー事業を展開するクラブハウス・メディア(Clubhouse Media)社が、NFT化されたデジタルアート作品やコンテンツ販売に特化した新たなプラットフォーム「BlockhouseCH」ローンチに注力していると発表した。

BlockhouseCHは、クラブハウス・メディア社が持つ強固なネットワークを活用し、アーティストやインフルエンサー、専門家等とパーソナルファイナンス、暗号資産投資、NFTマーケットプレイスを統合していくとのこと。また、インハウスのクリエイターによって制作されたコンテンツをトークン化し、rallyなどの外部プラットフォームを活用して販売していくことも意図している。さらに、クラブハウス・メディア社のマーケティング支援が可能なインフルエンサーたちのネットワークを活用し、取得/トークン化、販売されたデジタルアートワークを中心とした新たな機会創出も行っていくとしている。

クラブハウス・メディア代表のChris Young氏は「BlockhouseCHは、世界初の暗号資産を中心としたコンテンツハウスになるだろう。暗号資産やNFT領域におけるスペシャリストとパーソナルファイナンスやNFT、暗号資産投資に興味のある人々から共感を得るコンテンツを制作するインフルエンサーを結びつけ、世界へ発信していく」と意欲的なコメントを発表した。

クラブハウス・メディア社は、音声SNSで注目を集めているクラブハウス(Clubhouse)社とは別会社だが、1月末に起業家のイーロン・マスク氏がクラブハウスを利用した際に、勘違いした投資家が同社の株式を買い、時価総額が過去最高を記録した。

クリエイターによるNFT活用

今年に入り、NFTマーケットが盛り上がりを見せてからクリエイターによるNFT活用が進んでいる。

特に話題を呼んだのが、大手オークションハウスChristie’s(クリスティーズ)でデジタルアーティストBeeple氏のNFT作品が6,900万ドル(約75億円)で落札されたというニュースだ。この落札金額は現存アーティストのオークション金額としては3番目の金額であり、デジタルアート作品の落札額としては過去最高額だという。

Beeple氏は2007年ごろから創作活動を行っていたが、当時はもちろんNFTという概念は存在しなかった。しかし、デジタルデータの所有権を明確化できるNFTの登場により、Beeple氏のようなデジタルアーティストの作品が取引されるようになり、今回のような高額落札に至った。

日本でも、VRアーティストのせきぐちあいみさんの作品が約1,300万円で落札されたことも話題を呼んだ。


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