ハリウッド女優のパリス・ヒルトン氏が自身のNFTコレクションを大手NFTマーケットプレイスのNifty Gateway上で発表した。
今回のコレクションは"Planet Paris"と名付けられており、デザイナーのBlake Kathryn氏とコラボレーションして制作された3種類の作品で構成されている。
3種類のうちの. “Hummingbird in my metaverse”と“Legend of love”と名付けられた2種類は11部限定で販売され、“Iconic Crypto Queen”と名付けられたものは1部のみ販売された。
“Hummingbird in my metaverse”と“Legend of love”はそれぞれ1万ドル(日本円で約100万円)で販売され、完売。1点物の“Iconic Crypto Queen”は、オークションが開催され約111万ドル(日本円で約1億1,000万円)で落札された。
2021年4月20日現在、落札された“Iconic Crypto Queen”の写真がパリス・ヒルトン氏の公式Twitterのアイコンとなっている
さらに、ヒルトン氏は自身のTwitterで、「世界中の女性アーティストのガラスの天井を引き続き壊していく」と、今後の活動にも意欲を見せている。
著名人のNFTマーケット参入
今年に入ってから著名人のNFTマーケット参入が相次いでいる。その中でもとりわけスポーツ業界では盛り上がりを見せている。
2020年に北米スポーツ史上最高額となる10年総額5億3,000万ドルで契約延長としたNFL(米国のアメリカンフットボールプロリーグ)のカンザスシティ・チーフスのクォーターバック、パトリック・マホームズ選手が今年3月にNFTを発行し、販売から得た収益を全額慈善団体に寄付した。
また、同じくNFLで今年のスーパーボウルを制したタンパベイ・バッカニアーズのロブ・グロンコウスキー(Rob Gronkowski)選手が、NFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)で349種類のNFTを販売し、約1億7,000万円以上の収益を上げた。
さらに日本では、セクシー女優の波多野結衣氏がNFTを活用して自身のデジタル写真販売をすることを今月8日に発表し、話題を呼んだ。
海外では音楽業界などでもNFTの活用が進んでおり、今後アーティストや俳優/女優、スポーツ選手等が自身のファンにダイレクトにNFTを販売する流れはますます加速していきそうだ。