目次
・「NFTb」の特徴
・NFTbで取引されているNFTについて
・NFTbの社会環境への取り組み
・NFTbで取引可能な仮想通貨
・「NFTb」の使い方
・metamaskとの接続
・アカウントの作り方
・購入方法
・手数料
・アイテムの探し方
・「NFTb」の今後
・今後の実装予定
「NFTb(エヌエフティビー)」の特徴
NFTb(エヌエフティビー)は世界最大の仮想通貨取引所を運営するBINANCE(バイナンス)社が開発運営を行っているバイナンススマートチェーン(BSC)上で動作するNFTマーケットプレイスである。
同社はバイナンススマートチェーン上で動作する初めてのNFTマーケットプレイスであると主張している。
また、NFTbは20万ドルのシードラウンドの資金調達も完了させている。
バイナンススマートチェーン(BSC)は、BINANCE社が発行している独自トークン(BNB)のネイティブチェーンであるバイナンスチェーンとの互換性がある。
バイナンスチェーンは超高速取引のために最適化されている。しかし、他のブロックチェーンと比べてアプリの開発での柔軟性に欠けるなどの問題点がある。
そこで開発されたのがバイナンスチェーンに接続することが可能であり、柔軟性を持たせることが出来るバイナンススマートチェーンだ。
これによってユーザーは超高速取引と開発における柔軟性の両方を手に入れることが可能になった。
このような特徴を持ったBSC上で構築されているNFTマーケットプレイスがNFTbである。
NFTb(エヌエフティビー)の社会環境への取り組み
NFTb(エヌエフティビー)はアーティストと慈善団体を結びつけ、収益の一部をアーティストが選択したチャリティ団体に寄付できるように設計されている。
NFTb社がこのような活動を行う理由は、慈善団体が社会において重要な役割を果たしていると考えているからだ。また、社会に影響を与えている慈善団体と協力していくことで持続可能な未来を築いていこうとしている。
NFTbは現在、BINANCE-CHARITY(バイナンスチャリティ)と GiveWell(ギブウェル)とパートナーを結んでいる。
NFTb(エヌエフティビー)で取引可能な仮想通貨
NFTbはopenseaやniftygatewayのようなイーサリアム上で動作するのではなく、バイナンススマートチェーン(BSC)上で動作するNFTマーケットプレイスである。
そのため、支払いなどに用いられる仮想通貨はBNBになる。
NFTbでアカウントを作る際にはmetamask(メタマスク)との接続を求められる。metamaskとはgoogle chromeなどのwebブラウザの拡張機能やスマホアプリとして利用することができるイーサリアムやビットコインのような仮想通貨を補完するためのWebウォレットだ。
接続は赤枠で囲っている「CONNECT WALLET」ボタンを押すと可能だ。
「CONNECT WALLET」ボタンを押してパスワードを入力すると、上記のような画面が表示される。問題なければ「Approve」ボタンを選択する。
ボタンを押すとトップページに戻ってくる。右上に保有しているBNBトークン量と「CREATE」ボタンが表示されていたらmetamaskとの接続は完了だ。
自身のプロフィールを編集したい場合は、まず赤枠で囲っている人型のアイコンをクリックする。クリック後に表示されたメニューにある「MY PROFILE」ボタンをクリックする。
クリックすると上記のような画面が表示される。その中にある「Edit Profile」ボタンをクリックする。
・名前
・アイコンとなる画像
・連絡先になるEmailアドレス
・SNSなどのソーシャルメディア
を登録することができる。
NFTb(エヌエフティビー)でNFTを購入する方法
NFTを購入する際は MarketPlace から購入することが可能だ。
自分が気にいる作品が無かった場合は赤枠の「LOAD MORE」ボタンを選択する。選択すると新しく作品が表示される。
また、NFTbではアーティストや作品ごとに検索できる機能などは実装されておらず、気に入る作品を探すのは少し苦労しそうだ。
購入したい作品があった場合はその作品をクリックする。今回は上記の写真にある「CUBE!」を例に進める。
購入したい作品をクリックすると写真のような画面が表示される。ハートマークはこの作品に対して「いいね」をした人数を表している。「Created and Owned by」にはこの作品の作成者や現在の所有者が表示されている。
その下に作品名が表示されている。また、赤枠で囲っている「EXPAND」をクリックすると、その作品についての詳細が表示される。
その下には作品の価格が表示される。今回の場合は1BNB(約7万円)だ。これらを確認後、問題がなければ「BUY NOW」ボタンを選択する。選択するとトランザクションの確認が始まる。
「BUY NOW」ボタンの隣にある「PLACE BID」ボタンは現在は実装されていない。実装されれば他のマーケットプレイスと同様に購入のオファーが可能になると予想される。
今回は解説のため実際に購入は行わないが、ここで支払うガス代(取引手数料)を設定する。ガス代を設定後、問題なければ承認ボタンが青くなる。承認ボタンを押せば購入が完了する。
NFTb(エヌエフティビー)でのアイテムの探し方
NFTbでは Market Place に掲載されているアイテムから探す以外にもアーティストのホームページに遷移して購入する方法がある。
今回は「CUBE!」の作成者である「Nael G」氏を例に説明する。赤枠で囲っている Nael G氏 のアイコンをクリックする。
アイコンをクリックすると Nael G氏のページに移動する。ここで、Nael G氏が作成している作品から、買いたい作品を選択することができる。
また、アーティストのページにはTwitter や instagram などが紐づけられている。閲覧したいSNSのアイコンを選択すれば、そのアーティストのSNSに遷移することができる。
「NFTb(エヌエフティビー)」の今後
今後の実装予定
NFTbは現在テスト段階である。2021年の第1四半期中は最低限の取引ができるように設定されている。
現在は購入や販売といった基本的な機能以外にもクリエイター向けの検証システムや、PancakeSwapという分散型の仮想通貨取引所(DEX)を用いた運営のテストを行っている。
分散型の仮想通貨取引所とは特定の企業のような中央集権的に管理する組織などがなく、スマートコントラクトを利用して非中央集権的に運営されている取引所サービスだ。
PancakeSwapなどの分散型取引所は、取引所に自分が保有している仮想通貨を預ける見返りとして金利や手数料を貰うことができる。
今後の予定としてNFTbマーケットプレイス専用のNFTBトークンの実装も予定されている。
第3四半期以降はNFTb 2.0として、正式版をリリースする予定だ。
NFTb2.0ではイーサリアムのレイヤー2.0のソリューションとして期待されているポルカドットやソラナとの相互運用性を持たせる予定だ。
まとめ
この記事ではNFTbを利用する際に必要になるNFTbのアカウント開設方法や、NFTの検索と購入方法について解説した。また、NFTbの今後の更新予定についても紹介をした。
追加でわからないこと等あれば下記のNFT works公式Twitterアカウントよりお気軽にお問い合わせください。
@works_nft